1からのマーケティング分析(第2版)

恩藏直人・冨田健司(編著)

具体的な商品やサービスの事例から解説。
マーケティングなど実際のビジネスに応用できるスキルが身につく!

【初版と章構成は基本的に同じです。】

発売日:2022年3月23日
ISBN:978-4-502-42161-7
定価:2,640円
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目次

※所属および職名は出版当時のものです。

第I部 マーケティング分析の概要

第1章 マーケティング分析の楽しさ

執筆 :黒岩健一郎(青山学院大学大学院 国際マネジメント研究科 教授)

  1. はじめに
  2. アスクル「業務用ポリエチレンラップ」の開発
  3. マーケティング分析とは
  4. マーケティング分析の重要性
  5. おわりに
    • 考えてみよう
    • 参考文献・次に読んで欲しい本
    • Column1-1 新しいマーケティング調査
    • Column1-2 定量調査と定性調査
第2章 マーケティング分析の手順

執筆 :竹村正明(明治大学 商学部 教授)

  1. はじめに
  2. データを集める理由
    • 学者のデータ分析
    • 経営現場のデータ分析
  3. データが主張を支える条件
    • データの指標の妥当性
    • データの指標の信頼性
  4. リサーチ・デザイン
    • リサーチ・サイクル
    • 仮説の開発
  5. おわりに
    • 考えてみよう
    • 参考文献・次に読んで欲しい本
    • Column2-1 代表的なリサーチ・デザイン
    • Column2-2 仮説の開発のための事例探索例
第3章 仮説検証

執筆 :秋本昌士(愛知学院大学 商学部 教授)

  1. はじめに
  2. 仮説検証とは何か
  3. 仮説検証の手順
  4. 仮説検証における注意点
  5. おわりに
    • 考えてみよう
    • 参考文献・次に読んで欲しい本
    • Column3-1 第1種の誤り、第2種の誤り
    • Column3-2 「片側検定」と「両側検定」

第II部 データの集計

第4章 サンプリング

執筆 :西川英彦(法政大学 経営学部 教授)

  1. はじめに
  2. センサスか、サンプリングか
  3. サンプリング・プロセスとは何か
    • 母集団の定義
    • サンプリング・フレームの決定
    • サンプリング方法の決定:非確率サンプリング
    • サンプリング方法の決定:確率サンプリング
    • サンプル・サイズの決定
    • サンプリングの実行
  4. サンプリングで気をつけること
  5. おわりに
    • 考えてみよう
    • 参考文献・次に読んで欲しい本
    • Column4-1 1次データと2次データ
    • Column4-2 マーケティング分析と個人情報保護
第5章 グラフ

執筆 :吉田満梨(神戸大学大学院 経営学研究科 准教授)

  1. はじめに
  2. グラフの種類と描き方
    • 値の大小を比較する―「棒グラフ」
    • データの傾向や推移を表す―「折れ線グラフ」
    • 2種類のデータの関係を表す―「散布図」
    • 構成比を表すグラフ―「帯グラフ」、「円グラフ」
    • データのばらつきを表すグラフ―「ヒストグラム」、「箱ひげ図」
  3. グラフをどう読むか
    • グラフから傾向を読む
    • 外れ値を検出する
  4. クロス集計表の利用
    • 単純集計とクロス集計
    • クロス集計表の描き方
    • クロス集計表のグラフ表現
  5. おわりに
    • 考えてみよう
    • 参考文献・次に読んで欲しい本
    • Column5-1 測定尺度に基づくデータの種類
    • Column5-2 ヒストグラムと棒グラフの違い
第6章 平均と標準偏差

執筆 :鈴木拓也(静岡大学 人文社会科学部 准教授)

  1. はじめに
  2. 平均
    • 平均とは
    • 平均のいろいろな使われ方
  3. 分散と標準偏差
    • 平均を見るだけで本当にいいのか
    • 分散と標準偏差
    • 標準偏差はこんなに役立つ
  4. 平均と標準偏差の適用例
  5. おわりに
    • 考えてみよう
    • 参考文献・次に読んで欲しい本
    • Column6-1 いろいろな平均と代表値
    • Column6-2 平均の落とし穴

第III部 マーケティング分析の方法

第7章 相関分析

執筆 :木村浩(立正大学 経営学部 教授)

  1. はじめに
  2. 相関分析とは何か
  3. 相関分析から何がわかるのか
  4. 相関分析で気をつけること
    1. 散布図でデータの分布を必ず確認すること
    2. 相関関係は、因果関係を表すものではない
    3. 見せかけの相関に注意
    4. 無相関は、無関係を意味しない
  5. おわりに
    • 考えてみよう
    • 参考文献・次に読んで欲しい本
    • Column7-1 相関関係と因果関係
    • Column7-2 見せかけの相関と偏相関係数
第8章 χ²検定

執筆 :石井裕明(青山学院大学 経営学部 准教授)

  1. はじめに
  2. χ²検定の準備
  3. χ²検定の進め方
    • 仮説の設定
    • χ²値
    • 自由度と有意水準
    • 適合度検定
  4. χ²検定で何ができるのか
    • 独立性検定の例
    • 適合度検定の例
  5. χ²検定で気をつけること
  6. おわりに
    • 考えてみよう
    • 参考文献・次に読んで欲しい本
    • Column8-1 自由度
    • Column8-2 有意水準
第9章 t検定

執筆 :石田大典(日本大学 商学部 准教授)

  1. はじめに
  2. t検定とは何か
  3. t検定で何ができるか
    • 対応のあるt検定(対になったグループの平均値の比較)
    • 対応のないt検定(独立したグループの差の検定)
  4. t検定で注意すること
    • 平均値の差の評価
  5. おわりに
    • 考えてみよう
    • 参考文献・次に読んで欲しい本
    • Column9-1 ノンパラメトリック検定
    • Column9-2 優越率
第10章 分散分析

執筆 :小山太郎(中部大学 工学部 専任講師)

  1. はじめに
  2. 分散分析とは何か
  3. 分散分析で何ができるのか
  4. おわりに
    • 考えてみよう
    • 参考文献・次に読んで欲しい本
    • Column10-1 多重比較
    • Column10-2 実験計画
第11章 回帰分析

執筆 :福田康典(明治大学 商学部 教授)

  1. はじめに
  2. 回帰分析とは何か
    • 曖昧な因果関係の把握と回帰分析
    • 回帰分析の中核:回帰式とその作成
  3. 回帰分析で何ができるのか
    • 回帰式の評価と仮説モデルの検証1:決定係数によるあてはまりの良さの評価
    • 回帰式の評価と仮説モデルの検証2:回帰係数の検定
    • 回帰式に基づく結果の予測と制御
    • 回帰式に基づく影響力の把握と比較
  4. 回帰分析で気をつけること
    • 回帰分析は仮説を持って挑むべし、仮説として終わるべし
    • 説明変数同士の関係にも注意が必要
  5. おわりに
    • 考えてみよう
    • 参考文献・次に読んで欲しい本
    • Column11-1 最小2乗法(回帰係数と切片の算出原理)
    • Column11-2 偏回帰係数(重要ではあるが扱いにくい情報)

第IV部 発展編

第12章 因子分析

執筆 :須永努(関西学院大学 商学部 教授)

  1. はじめに
  2. 因子分析とは何か
  3. 因子分析で何ができるのか
    • 因子得点
    • 消費者理解への適用
  4. 因子分析で気をつけること
    • データのタイプ
    • サンプルおよび質問項目の数
    • 尺度の信頼性
  5. おわりに
    • 考えてみよう
    • 参考文献・次に読んで欲しい本
    • Column12-1 回転
    • Column12-2 探索的因子分析と確認的因子分析
第13章 コンジョイント分析

執筆 :橋田洋一郎(専修大学 経営学部 教授)

  1. はじめに
  2. コンジョイント分析の前提
  3. コンジョイント分析の実施
  4. コンジョイント分析の結果
  5. おわりに
    • 考えてみよう
    • 参考文献・次に読んで欲しい本
    • Column13-1 多属性態度アプローチとコンジョイント・アプローチ
    • Column13-2 評定型コンジョイント分析と選択型コンジョイント分析
第14章 共分散構造分析

執筆 :久保田進彦(青山学院大学 経営学部 教授)

  1. はじめに
  2. 共分散構造分析とは何か
    • 共分散構造分析の概要
    • 共分散構造分析の基本構造
    • 共分散構造分析のステップ
  3. 共分散構造分析で何ができるのか
    • 共分散構造分析でできること
    • 共分散構造分析の事例
  4. 共分散構造分析で気をつけること
  5. おわりに
    • 考えてみよう
    • 参考文献・次に読んで欲しい本
    • Column14-1 双方向因果分析
    • Column14-2 シンプルなモデル
第15章 質問票の作成

執筆 :冨田健司(同志社大学 商学部 教授)

  1. はじめに
  2. 質問票調査で何ができるのか
  3. 質問票を作成する前に行うこと
    • 調査の目的は何か
    • 仮説は何か
    • 誰に対して行うか
  4. 質問票の回答形式
    • リッカート形式(法、尺度)
    • 単一回答・複数回答・順位回答
    • 点数・比率での回答
    • 自由回答
  5. 質問票の作成実践
  6. 質問票の作成で気をつけること
    • 所得に関する質問、無料の商品に関する質問
    • 5分以内
    • カバーレター
    • 配布と回収
  7. おわりに
    • 考えてみよう
    • 参考文献・次に読んで欲しい本
    • Column15-1 合成変数
    • Column15-2 尺度の信頼性と妥当性

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