実践アクションリサーチ 自分自身の組織を変える

デイビッド・コフラン、テレサ・ブラニック(著)
永田 素彦、高瀬 進、川村 尚也(監訳)

「内部者アクションリサーチ」のロングセラー待望の日本語版!

ある組織の一員である内部者が、アクションリサーチャーとして成長しつつ、自分自身の組織のベターメントをめざす「内部者アクションリサーチ」。
その理論的基盤と実践的ノウハウを徹底解説。 ビジネススクールなどで学ぶ社会人大学院生をはじめ、アクションリサーチに興味のある人は必読!

発売日:2021年11月5日
ISBN:978-4502269219
定価:3,410円
amazon ビジネス専門書online
電子書籍版あり

目次

監訳者まえがき
著者紹介
まえがき
用語集

PartI 内部者アクションリサーチの基礎

第1章 アクションリサーチ入門
  1. 自分自身の組織を探究する
  2. アクションリサーチ概説
  3. 三つの聴衆、声、実践
  4. アクションリサーチ・サイクルを回す
    • アクションリサーチ・サイクル
    • 準備ステップ:コンテクストと目的
    • メインステップ
  5. メタ学習
  6. アクションリサーチの質と厳密性
  7. 結論
  8. 推薦文献
  9. エクササイズ1.1 アクションリサーチ・サイクルの実践
第2章 アクションの中で知る
  1. 知ることと学ぶこと
  2. 経験に即した認識法
  3. 真生性
  4. 一人称プラクティスとしてのアクション・サイエンスと協働的・発達的アクション・インクワイアリー
    • ジャーナリングを通した一人称スキルの発達
  5. 二人称のスキル
  6. 結論
  7. 推薦文献
  8. エクササイズ2.1 一人称の「アクションの中で知ること」
  9. エクササイズ2.2 ジャーナリング(日誌をつける)
  10. エクササイズ2.3 探究のスキルを発達させる
第3章 アクションリサーチを理解する
  1. 実践知としてのアクションリサーチ
  2. アクションリサーチの土台
  3. アクションリサーチの哲学
    • 内面(interiority)
  4. アクションリサーチのモード(modalities)
  5. アクションリサーチを通した組織開発
  6. 結論
  7. 推薦文献
  8. エクササイズ3.1 自分の哲学的ルーツを探求する
  9. エクササイズ3.2 モードを選択する

PartII 内部者アクションリサーチの実施

第4章 内部組織のプロジェクトを構築・選択する
  1. アクションリサーチ・プロジェクトを構築する
  2. アクションリサーチ・プロジェクトを選択する
  3. 内部者アクションリサーチの計画書を書く
  4. さらなるアクションリサーチのために
  5. 結論
  6. 推薦文献
  7. エクササイズ4.1 アクションリサーチ・プロジェクトの構築と選択に対する問い
  8. エクササイズ4.2 論文計画書を書く
第5章 アクションリサーチ・プロジェクトをデザインし実行する
  1. 計画による変化のプロセス
  2. アクションリサーチを通しての計画による変化
  3. 学習メカニズム
  4. 介入としてのデータ生成
  5. テクノロジーの役割
  6. やめ時をどのように知ればよいか?
  7. 結論
  8. 推薦文献
  9. エクササイズ5.1 実行のプロセス(グループディスカッション用)
  10. エクササイズ5.2 実践の省察
  11. 訳者注
第6章 内部者アクションリサーチのレベル間ダイナミックス
  1. 変化のレベル間ダイナミックス
  2. 戦略のレベル間ダイナミックス
  3. アクションリサーチにおける分析のレベル
  4. 結論
  5. 推薦文献
  6. エクササイズ6.1 レベル間ダイナミックスを応用する
  7. エクササイズ6.2 変化の課題
  8. エクササイズ6.3 学びの窓
第7章 アクションの中で組織を研究するフレームワーク
  1. 組織診断
  2. システム思考と実践
  3. 変化と学習
  4. 結論
  5. 推薦文献
  6. エクササイズ7.1 組織を理解する
  7. エクササイズ7.2 システム思考をする

PartIII 自分自身の組織を研究する際の課題と挑戦

第8章 自分自身の組織を研究する
  1. 研究者と(対象)システムの焦点
    • 第1象限
    • 第2象限
    • 第3象限
    • 第4象限
  2. 住宅でのアクションリサーチ
  3. 結論
  4. 推薦文献
  5. エクササイズ8.1 自分自身の研究の焦点を評価する
第9章 事前理解、役割の二重性とアクセス
  1. 事前理解
  2. 役割の二重性:組織での役割と研究者としての役割
  3. アクセス
  4. 結論
  5. 推薦文献
  6. エクササイズ9.1 自分の事前理解を評価する
第10章 倫理と組織政治をマネージする
  1. 倫理
    • 関係の質
    • 価値づけのための二人称の共同探究
    • 手続きと倫理委員会
    • 内部者アクションリサーチと倫理
  2. 政治
    • 自分自身の組織を研究することの政治
    • 政治的関係をマネージする
  3. 役割と政治、倫理を統合する
    • 統合の事例
  4. 結論
  5. 推薦文献
  6. エクササイズ10.1 倫理と政治を評価する
  7. エクササイズ10.2 力場分析
第11章 内部者アクションリサーチを書き上げる
  1. アクションリサーチの学位論文
  2. 博士論文の課題構築と執筆
    • 研究の目的と合理性
    • コンテクスト
    • 方法論と探究の方法
    • 質について議論する
    • ストーリーと成果
    • アクションリサーチャーの自己省察と学習
    • 経験と理論の光に照らされたストーリーの省察
    • 広いコンテクストへの拡張と利用可能な知識の明瞭化
  3. 普及
  4. 出版
  5. 結論
  6. 推薦文献
第12章 結論
監訳者あとがき
参考文献・アクションリサーチと社会構成主義の参考文献
索引

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