『１からの経済学』第1章の「分業の利益」（中村保先生担当）では，脳天直撃の衝撃を受けました。
「すべての人が比較優位を持ちうる！社会の経済的な成果を最大にすることができるはず！」
これからの時代の日本や世界を引っ張るリーダーになる高校生には，刺激的な話のはずです。
このことを理解し，比較優位を教えている高校教師はあまりいないと思います。
比較生産費説は私のようによくわかっておらず，ごまかして教えている先生が多いのです。
入試に出題される知識（世界全体で生産量が増えるよね。くらいの知識）だけを教えているから，面白くないのですね。
こんなことを生徒と一緒に考えられたら，日ごろの授業がもっと楽しくなるはずです。
わたしは早速，中村先生の部分を使わせていただき，授業展開をさせていただきました。
生徒はまたひとつ，経済学の楽しさを感じてくれたようです。
すばらしい本を提供していただきありがとうございます。